これにより、多くの人が MP870 での「動画遊び」を楽しむきっかけになれば、と思う。
作業の流れ
MP870 にてお気に入りの動画を再生するまでの作業の流れを以下にまとめる。- 元となる動画(ソース)を用意する。
- 用意した動画を MP870 用に変換する。
- 変換した動画を MP870 に転送する。
1.ソースを用意する
MP870 にて再生したいと思う動画は当然ユーザー毎に異なるが、元となる動画については注意が必要だ。例の「ダウンロード違法化」 や「リッピング違法化」によって、「自分で購入した物だから」とか「どこかにアップロードさえしなければ大丈夫」的な単純な判断ができなくなっている。
また、ソース自体が公序良俗に反するものを MP870 に入れるのは NG だ。
MP870 には、パスワード・ロックや暗号化など、内部のコンテンツに対する保護機能は一切無い。
そのため、もし、ヤバいものを詰め込んだ MP870 を紛失した際に、内部のコンテンツを見られてしまうと、社会的にアウトである。
2.MP870 用の動画に変換する
このブログの他の記事にも書いているが、ポイントを押さえれば、MP870 での動画再生はアリである。世の中には、「MP870 の動画再生はつかえねー」と言っている人や、MP870 が動画をカクカク再生している様子をご丁寧に YouTube にアップしている人がいる。
俺は、この人たちをdisるつもりは無いのだけれど、もうちょっと頑張って欲しかった。
動画変換の方法はユーザー各自の馴染んだやり方で良いと思うが、初心者や未経験者が遊び始めるのであれば、XMedia Recode を推奨する。
【XMedia Recode の良い点】
- 最初から日本語化されている。また、日本語訳もおかしくない。
- ffmpeg の更新への対応が早い。
- GUI に多少のクセがある。
- GUI の動作が多少バギーなことがある。
XMedia Recode における MP870 用動画の設定については、このブログ内の他の記事を参照して欲しい。
3.MP870 に動画を転送する
さて、MP870 用に用意した動画を以下の手順で転送する。3.1.事前準備
[メインメニュー]―[設定]―[USB接続モード]を選択する。「USB接続モード」が[USBモード]となっていることを確認する。
(MTPモードではない事を確認する)
3.2.接続する
USB ケーブルで MP870 と PC を接続する。この時、MP870 本体の電源が入っていても、入っていなくても構わない。
接続すると MP870 の画面が[USB接続画面]となる。
画面には、[USBデータ転送]と[USB充電&再生]の2つの選択肢が表示されるので、[USBデータ転送]を選択する。
これ以降は、PC 側で MP870 との接続を解除するまでの間、MP870 の本体側の操作は一切できない。
PC の OS の種類により表現が異なるが、MP870 はマスストレージ(大容量ストレージ)として認識される。
MP870 に microSDHC カードを装着している場合は、MP870 の内蔵メモリーとは別に、論理ドライブが割り当てられる。
例) 内蔵 8GB : E ドライブ、microSDHC 32GB : F ドライブ
3.3.動画ファイルを転送する
エクスプローラーで見ると、「コンピュータ」の下に MP870 に割り当てられた論理ドライブがぶら下がっている。用意した動画ファイルは、内蔵メモリーや microSDHC のどちらに置いても構わない。
必要であれば、ファイル整理のために、フォルダーを用意しても良い。
MP870 の論理ドライブに対して、エクスプローラーで「新しいフォルダー」を用意できる。
転送先の準備が整ったならば、エクスプローラーを使って、動画ファイルをコピーする。
3.4.切断する
PC の OS の種類により方法が異なるが、USB接続されたマスストレージの接続を解除する。接続を解除すると、MP870 の画面が切り替わり、内部の状態が再スキャンされる。
スキャンの終了後、[メインメニュー]―[動画]を選択して、転送先のフォルダーを選択して、動画を再生する。
めでだし、めでたし。
後書き
とまぁ、MP870 における動画再生までの手順をまとめてみたが、普段から PC に USB メモリーを接続して使っている人であれば、大した事ではないかと思われる。
「動画遊び」をしている中で、細かいセッティングwを追い込んでいる時は、「接続」―「コピー」―「切断」の繰り返しであるw
関連記事:
デアイ
動画再生してみる:その1-始めに
動画再生してみる:その2-準備するもの
動画再生してみる:その3-テスト
動画再生してみる:その4-動画の再エンコード
動画再生してみる:その5-再生できない条件
基本的な使い方:動画編