これにより、MP870での動画の再生において、大体の傾向や癖みたいなものが見えてきた。
そこで、次の段階として、MP870で再生する動画を自分で作るための実験をしてみた。
では何故、動画を自分で作る必要があるのか?
先の動画再生テストにて、結果を大別すると
- 再生できない
- 再生できるが、視聴に耐えられない
再生できなかった動画は、MP870の内蔵コーデックが対応していないためと思われる。
また、再生可能であっても、音ずれ、コマ落ちなどが激しく、「ダメだ、こりゃ」となってしまう。
世間で「MP870での動画の再生は無理」と言われているのは、これらの事だと思う。
ただ、動画の再生テストをしていて、気付いたことがあった。
それは、動画の中には、そこそこ、見れるものがあったことである。
つまり、MP870で動画を再生するのはまったく無理なのではなく、条件がそろえば結構イケるんじゃないだろうか?と言う希望的観測に基く予測である。
もしMP870で快適に動画を再生するための条件が解れば、再生できない、もしくは視聴に耐えられない動画ファイルについては、再エンコード(トランスコード)すれば良いのではないか、と考えた。
現在の一般的なPCのスペック(CPU速度、コア数、メモリ量)を考えれば、再エンコードはハードな処理ではないので、これにより、MP870で持ち出せる動画が増えることになる。
そこで、これらの再生可能な動画から、MP870で快適に動画を再生するための条件を検討することにした。
この辺から、「チープなデバイス遊び」が楽しくなってくるところである。
MP870をひぃひぃ言わせたるw、となるのである。
関連記事:
デアイ
動画再生してみる:その1-始めに
動画再生してみる:その2-準備するもの
動画再生してみる:その3-テスト
動画再生してみる:その4-動画の再エンコード
動画再生してみる:その5-再生できない条件
基本的な使い方:動画編